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例えば爪を切るという事

僕は爪を切るのがあまり好きではない。
とくに手の親指の爪を切るのが苦手だ。
ペチンプチンパチンというあの音がそもそも気持ち悪いし、なによりも自分の一部を自分で切り落としているという感覚が何ともいえず不快だ。
手の親指というのは、日常生活において意識していないながらも非常に重要な役割を果たしている。試しに親指を使えないようにテープで固定して生活してみると、その不便さは筆舌に尽くし難い。あまり確かな記憶ではないが、利き手の親指を失った場合は身体障害者として国から第一級の認定をされるのではなかっただろうか。つまり何が言いたいかというと、両手の親指というのは、体の他の部分に比べて、高密度で神経が集中しているので、爪を切る時のペチンプチンパチンという振動がとてもわかりやすく感じられてしまう。こうして想像をするだけでもゾっとしてしまう。あの忌まわしい音と感覚を軽減する爪切りを開発したら売れるのではないだろうか。
生物として生きている以上、新陳代謝は当たり前のことで、目に見えて分かりやすい形で言うと爪は勿論、髪や髭も伸びるし、皮膚が新しくなることで垢やフケも出る。短時間に過度の日焼けをすると紫外線によって死んだ表皮の細胞が剥がれたりするのでとてもわかりやすい。脊椎動物の四肢の先端を保護するという目的で存在する爪が、今後の進化の過程の中で、ある一定の長さまでしか伸びないという落とし所を見つけてくれる事を切に願う。